禅居庵ぜんきょあんの境内にある。禅居庵は建仁寺寺域にあり、建仁寺の塔頭のひとつ。
1333年に建仁寺第23世の清拙正澄せいせつしょうちょう禅師により創建され、摩利支天が祀られている。摩利支天とは、インドの神様で陽炎を神格化したもの。いっさいの災難を防いで身を隠す術が得られるといわれ、中世の武士の間で信仰が広まった。ここ一番というときに運を開き、その人の本来持っている能力を発揮させてくれる。
摩利支天はイノシシの背に乗る唯一の護法神で、三つの顔を持つ摩利支天の一面はイノシシの顔になっている。
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